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僕が初めてRCサクセションにあったのは、まだ青山音楽事務所にお世話になっていた時だ。
Tower of Powerを招聘し僕は彼等のケアを担当していた。
T of Pはコンサートの合間を縫ってRCのレコーディングに参加した。(Single Man)
この時はまさか自分がKittyに入ると夢にも思わなかったが、レコーディングに立ち会って吃驚した。RCサクセションといえばフォーク「さなえちゃん」(♪大学ノートの裏表紙、さなえちゃんの名を書いたの〜)のイメージしかなかったのだが、スタジオに流れるのはロック、そのカッコよさにKOされた。
それが縁にもなってKittyに入リ僕はRCの宣伝を担当することになった。
アルバム「Single Man」の出来は上々、ライブも充実していたが立ち上げには苦労した。やはり昔のイメージが強くマスコミは全く興味を示さない。何か仕掛けが必要だ。
そこでKittyシンパの評論家Y佑子さんに相談した。彼女も記事にするには何かネタが欲しいという。あれやこれや話をしているうちに、レコード会社の体質に話が及んだ。
「例えどんなに優れた音楽性を持っていたとしても売れないアーティストにはすぐ見切りをつける。売れないレコードはあっという間に廃盤の憂き目に、、」
事実RCのレコードも廃盤になっていた。
『でもそれっておかしいよね、アーティストは活動を続けてるし日々新しいファンがついてる訳でしょ。その人達がレコード買おうとしても手に入らない、、。ねえ、どうしたらレコード会社は動く?レコードを再発する?』
「、、レコード店やファンからの問い合わせが相当増えたら考えるだろうな」
『それよ、それでいきましょう。RCにはコアなファンがついてるってことをアピールしましょう。』
「ファンが再発を熱望してレコード会社に働きかけてるって、やる訳?」
『ねえねえ、それよりファンが自分達でレコードを作っちゃうってのは?』
「!それ面白い。自主製作か。わかってくれないレコード会社に見切りをつけて自分達で復刻しちゃう、、、。いいねぇ、早速動こう」
という訳で僕らは旧譜の聞けないRCのファン達が自主製作を始め、それが切っ掛けになって正規盤が復刻される、それほどRCサクセションは一部で人気を呼んでいる、、というストーリーを作った。勿論自主製作といってもKittyが作ったのだが、、。
作戦は当たった。日刊スポーツにその話題がでかでか露出されると取材申し込みが殺到した。こうして僕らはマスコミの目をRCに向かせた。後は担当者達にライブを見せればいい。見てもらいさえすればRCの虜にすることが出来る。それほど当時のライブは凄かった。
数を重ねるに連れステージは充実して行った。
50人程のキャパで始まったライブは、動員数を徐々に増やし遂にホールでのコンサートを開くことになった。といっても定員200人程(確か、、)の日仏会館だったが、、。
来生のところでも書いたが、どんなアーティストもブレイクの切っ掛けになったコンサートというのは分かるものだ。
僕はこのコンサートを見て、RCサクセションの復活を確信した。 |
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